不動産を売却する理由は？不動産売却の必要書類と査定の方法

「不動産を売却したいけれど、何から始めればよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。不動産売買を成功させるためには、査定などの基礎知識やノウハウを身につけておくことが大切です。基礎知識を押さえていればトラブルを防ぎ、物件をより高値で売却することも可能となります。こちらでは不動産の基礎知識として、不動産売却の理由や必要書類、査定の方法などを解説します。

不動産を売却する理由は人それぞれですが、具体的にどのような理由があるのでしょうか。不動産を売却する理由によって、最適な売却プランや注意点も変わってきます。売却理由の一例をご紹介します。

家族構成やライフスタイルの変化などにより、住み替えの資金として現在の住まいを売却し、新しい住まいを購入する方も多いです。

親が亡くなり、実家を相続する方も増えています。空き家にかかる維持費用を抑えるためにも、不動産売却は有効です。

転勤・転職をきっかけに住み替えを行うケースです。

離婚を理由に、夫婦で購入した家やマンションを売却するケースがあります。

借金がある、住宅ローンの支払いが難しいなど金銭的な理由で不動産を売却するケースもあります。

不動産売却においては、購入希望者に売却理由を質問されることも多いです。不動産をスムーズに売却する上で、売却の理由は重要な要素となります。売却理由を不動産会社へ詳しく伝えれば、最適な売却方法を提案してもらうことが可能です。

不動産売却では、物件の情報や権利関係を示す様々な書類を準備していただく必要があります。不動産売却で一般的に必要となる主な書類をご紹介します。

必要書類	目的
登記済権利証・登記識別情報	所有者の確認、不動産売買における登記名義人の変更
建築確認済証・検査済証	建築基準法を満たす建物かの確認
地積測量図・境界確認書	土地の面積や隣地との境界の確認
物件状況等報告書	建物の状況の確認
マンションの利用規約・使用細則など（マンションの場合）	マンションのルールの確認
固定資産税納税通知書・固定資産税評価証明書	固定資産税の納税額の確認
耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書	耐震性やアスベストなどの問題が無いことの確認
実印・印鑑証明書	書類への捺印・実印の証明（本人確認）
銀行口座書類・通帳	不動産売買における金銭のやり取り
身分証明書	売主の本人確認

売却を行う不動産の種類や売却方法によっても必要書類は異なりますので、事前に不動産会社に確認することをおすすめします。

戸建てやマンション、土地などの不動産売却には、手数料や税金など様々な費用がかかります。不動産の査定後に不動産売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

売買契約が成立した場合に、不動産会社に支払う手数料です。仲介手数料の計算式は売買価格によって決まっており、また手数料の上限も売買価格によって異なります。例えば、物件の売買価格が400万円超えの場合は、売買価格の3％＋6万円＋消費税です。

売買契約書作成のために支払う費用で、こちらも売買価格によって幅があります。

抵当権抹消登記にかかる費用です。抵当権抹消とは住宅ローンなどで金融機関から融資を受けた際に、担保にした不動産の抵当権を抹消することです。

不動産売却によって得た利益に対してかかる税金を譲渡所得税といいます。

残債のある不動産を売却する場合、そのローンを一括返済しなければいけません。各金融機関によって異なりますが、ローン返済時の事務手数料として1万～3万円程度かかります。

不動産を売却する際は、不動産会社に「不動産査定」を依頼する必要があります。不動産査定は、不動産がいくらで売れるのかを不動産会社が査定することです。不動産査定には、主に以下の2種類の方法があります。

物件を直接確認せず、物件情報・過去の取引実績・市場動向などのデータをもとに、査定価格を算出する方法です。インターネットから複数の不動産会社に査定を依頼することができるため、不動産会社を比較・検討する際に役立ちます。査定時間が短く、早ければ数時間で算出できます。ただし、机上査定は現地の状況を加味していないため、あくまで参考価格になります。

不動産会社の担当者が実際に物件を訪れ、現地の状況を加味して査定価格を算出する方法です。周辺環境や立地条件、隣との境界なども含めて詳しく物件を調べるため、より正確な査定金額を出すことができます。不動産会社との打ち合わせや当日の立ち会いが必要となり、査定結果が出るまでに一定の期間がかかります。

まずは机上査定でおおよその相場を把握し、不動産会社を絞り込んでから訪問査定を依頼するのがおすすめです。大阪府高槻市のなぎさ不動産株式会社でも不動産査定を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

不動産を売却するにあたり、その不動産の価値、つまり売却価格を知るためには査定の依頼が欠かせません。少しでも高い査定額になるよう、どのような点が査定に影響するか気になる方も多いでしょう。

不動産査定時にチェックされる主なポイントは以下のとおりです。

• 築年数…年数が古いほど評価も下がる
• 延床面積、間取り、設備…面積が広く使いやすい間取りだと高い評価が期待できる、設備の充実度も査定に影響する
• 内装や外装、外構などの劣化…建物の室内や外観の劣化状況も査定ポイント
• 立地条件…方角（日当たり）、最寄り駅までのアクセス、眺望や景観、接面道路の幅、駐車場の有無や広さ、階数（マンションの場合）などは査定でチェックされる
• 周辺環境…治安、商業施設や公共施設など生活の利便性…治安がよく、商業施設や公共施設など生活の利便性は重要なチェックポイント
• 土地の形状、地盤…建てやすい形状の土地は高く評価される

初めての不動産売却を失敗なく進めるためには、十分な準備や心構えが大切です。こちらでは、不動産売却を成功させるための心構えをご紹介します。

不動産売却にあたり、余裕を持って売却活動を進めることが大切です。時間に余裕がないと焦るあまり不本意な価格で売却してしまったり、アピール方法を間違えて売却活動が長期化してしまうケースもあります。「高く売りたい」「売却で損をしたくない」と考える方ほど、スケジュールに余裕を持って不動産売却を進めましょう。

不動産売却では聞きなれない専門用語や知識も多く、全て不動産会社に任せてしまう方も少なくありません。しかし不動産売却を成功させるためには、売主自身も売却活動に積極的に関わる姿勢が大切です。不動産の相場価格や査定に必要な書類、取引の流れなど、不動産売買の基本的な知識を持つことが、納得のいく売却につながります。

不動産売却を成功させるためには、不動産会社選びが重要となります。こちらでは、信頼できる不動産会社を選ぶポイントをご紹介します。

まず、不動産会社のこれまでの売却実績や得意な物件を確認しましょう。土地の売却が得意な会社もあれば、一戸建ての売却が得意な会社もあります。売りたい物件の売却が得意な不動産会社であれば、売却がスムーズに進むことが期待できます。

不動産の査定額は、不動産会社によって金額が異なるため、提示された査定額の根拠を確認しましょう。中には契約がほしいために、極端に高い査定額を提示する不動産会社もあります。きちんとした根拠や理由を提示せずに提案する不動産会社には注意が必要です。

不動産売却において担当者の対応は非常に重要です。手厚く親身に対応してくれる担当者であれば、初めての不動産売却も安心して取引できます。レスポンスは早いか、要望を丁寧に聞いてくれるか、契約を急かさないかといった担当者の対応についても確認しましょう。

なぎさ不動産株式会社は一戸建てや集合住宅など、様々な物件の売買で豊富な実績がございます。経験豊富なスタッフが、真摯な姿勢でお客様のご要望をお伺いいたします。高槻市で不動産売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

1. 不動産を売却する理由は？不動産売却の必要書類と査定の方法
2. 不動産相続の流れは？売却には相続登記が必要！空き家放置のリスク